ガザではイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘で多くの建物やインフラが破壊され、テント生活を強いられるなど、悪天候や寒さに脆弱な環境に置かれている住民が多いです。
パレスチナ通信によりますと、家屋などの倒壊で複数の死者が出たほか、北部ガザ市では寒さで子ども2人が亡くなったといいます。ガザでは雨で避難民のテントが浸水する事態が続出しており、昨冬も子どもの凍死が相次ぎました。
国際移住機関(IOM)によりますと、ガザに嵐が到達し、大雨で避難場所が浸水しており、約79万5千人の避難民が危険にさらされています。排水や廃棄物の管理が不十分で病気が広まるリスクも高まっています。
ガザ保健当局によりますと、10月の停戦発効後の死者は380人以上です。2023年の戦闘開始後の死者は7万300人を超えています。(共同)